リバティで朝食を

ワーホリ女子のひとりおしゃべり

私、修行中の身なの

私、カツノキマリ。

こっちは黒猫の…って紹介できたら良かったんだけど、残念ながら話相手になってくれる相棒はいない。今のところは。
 
日本を飛び出して、ただ今ロンドンで生活中である。
 
せっかくなので、イギリスで気がついたこととか面白かったこととか記録に残していこうと思うんだけど、
こっちに来てみてびっくりしたこと、それはまず、とにもかくにもお湯周りの脆弱さである。
 
今までね、何度もイギリスには来たことあったのよ。
今回が6度目(たぶん)の渡英なので、それなりにこの国にも慣れているつもり、ではあった。
甘かった。
今までは旅行だから基本ホテル滞在。ロンドンではいつも同じところ、全室バスタブつきのホテルを定宿にしていたので、バスタイムにストレスを感じることなんてただの一度もなかったんだけど。
 
甘かった。
 
今回のホームステイ先では、バスタブが使えない……どころじゃない。
お湯が出ない。
先進国ジャパンにお住まいの皆様は何を言っているのか分からないと思うから、もう一度言う。
シャワーから、お湯が、出ないのだ。
 
ホームステイ先に着いたその日にホストマザーには言われていた、
「お湯はタンク式だから、使いすぎるとなくなっちゃうの。3分くらいでシャワーを終わらせてね」って。
30分はテルマエに浸かっていたい平たい顔族の私としては、3分とか正気かよって正直思いましたわよ、その時はね。
 
今はせめて3分でもお湯が出てくれれば良かったのにって思ってるわ。
 
「シャワー3分」はあくまで理論値。お湯使用可能時間のここ1ヶ月間の実測値(カツノキ総研調べ)は、おおむね0〜30秒で推移している。
 
つまり、お湯だけで全身洗い終わるなんて土台無理なんだわ。
 
シャンプーをし、リンスをし、身体を洗う一連の工程の中で、どこで温度調節ハンドルをひねり「最大30秒お湯ガチャ」を投入するかが勝負の別れ目である。
何と戦ってるのかって?笑止!寒さだ。
 
私はいつも、我慢して冷たい水でシャンプーもリンスもして、最後に温かいお湯で身体を流す作戦を取っている。途中でお湯を使って暖まった後で冷水を全身にあびるのは、常人にはキツすぎるからだ。
 
が、ここの家のシャワーは所詮「最大30秒お湯ガチャ」なのだ。「応募者全員サービス!お湯30秒!」ではない。
お湯ガチャにチャレンジした結果、10秒くらいしかお湯が出なくて、結局冷水で全身を流すしかないときもあるし、全くお湯が出なくてただの水浴びで終わることも多々ある。
 
……修行か?
 
なんでこんな滝行まがいのバスタイムを過ごさなくてはいけないのか、甚だ意味がわからないまま毎日、みるみる土気色に変わっていくつま先を見下ろしている。
 
 
幸い、こんなホームステイ生活は昨日で終わり、今日から3週間はAirbnbのお宅に滞在だ。わーい!お湯が出るといいな!評価の高いスーパーホストのお家だし、きっと出ると思うんだけど。
 
怖いのは、こちらに在住の日本人の皆様に「ホームステイ先でお湯が出ない」って話すと、「あ〜この国のお湯周り脆弱だからね!あるある!」って反応をされることだ。
あるあるなの……?お湯が出ない家は珍しくないの……?
 
頼む、今回の家ではお湯、出てくれ。
 
もしもここでも水しか出なかったら、明日また「滝行続行」でブログ更新するからどうか笑ってやって。